プログラミングスクールは必要？スクールvs独学どちらがおススメ？

プログラミングスクールは必要か？

プログラミングを学ぶとき、その方法は大きく２つに分かれる。

誰かに習うか独学で頑張るか。

「独学でも十分」「いやプログラミングスクールに通ったほうが良い」という議論はよく見かけます。

まず、結論から。

そんなのどっちでもいいです。

重要なのは、強い意志を持ってとにかく始めること。

独学かスクールかというのは、それぞれにメリット・デメリットがあるので、それを正しく理解した上で自分に合った学習法を選択しましょう。

プログラミングを独学で学ぶメリットとデメリット

まずはプログラミングスキルを独学で身につける場合について解説します。

独学ではじめるプログラミング学習は、スタートで躓いてしまう人が多いです。

どの言語を学ぶべきか

まったくの知識ゼロ状態からだと、これすらわかりません。そして、たとえ言語を決めたとしてもそれを学ぶための

環境構築

ここで挫折する人も多いようです。

こうした様々な事柄を一つひとつ自分で調べて理解できる人でないと、独学は厳しいでしょう。

しかし逆に言えば「意欲」と「検索リテラシー」さえあれば、たいがいの情報は手に入ります。まずは独学で始めてみて、ちょっと厳しいぞと感じたら（そしてその時点で心が折れていなかったら）プログラミングスクールの無料体験などを検討してみるという順番でも良いかもしれません。

プログラミングを独学で学ぶメリット

・費用が安い
・自分のペースで学べる
・いずれ自分で学ぶスキルは必要だから最初から

何より大きなメリットは、なんといっても学習費用の安さです。
プログラミングを自分ひとりで学ぶには「解説書」や「動画」「学習アプリ」などを利用することになります。いずれにしても、プログラミングスクールと比べたら、相当な低コストですみます。※ちなみに大手プログラミングスクール数社の平均で言うと、本格的な学習コースの月額は90,000円程度だそうです。

プログラミングを独学で学ぶデメリット

・挫折しやすい
・わからないことが解決できない

プログラミングを学ぶと、必ず何かうまくいかない、わからないところが出てきます。問題がすぐに解決すればよいのですが、何が間違っているのかもつかめないまま時間だけが過ぎていき、そのまま挫折というのは独学でありがちな失敗パターンです。

プログラミングスクールのメリット・デメリット

では次にプログラミングスクールについてみてみましょう。

プログラミングスクールについては良い評判ばかりではなく、悪い口コミや「意味がない」という声があるのも事実です。そもそもスクールにさえ行けば高収入のエンジニアになれるなんていうことはめったにありません。

ここを勘違いして「スクールにさえ行けば、プログラマーになって仕事は選び放題、年収も今よりずっとよくなるだろうな」ではうまくいきません。

プログラミングスクール選びでは無料体験や面談を活用し、しっかりと自分に合ったところを選びましょう。

プログラミングスクールのメリット

・カリキュラムにそって効率的に学べる
・不明点をすぐに教えてもらえる

プログラミングスクールでは、目的にあわせたカリキュラムにそって体系的に学習を進められます。これはもちろんスクールのメリットですが、本当に大事なのは「不明点も講師にすぐ教えてもらえる」ことです。

つまり、複数名のクラスの中で質問するのに気後れしてしまうような人は集団形式のスクールには向きませんし、そもそも自由に質問できる環境が整っていないようなスクールでは、わざわざ大金をドブに捨てるようなものです。

そんな残念なことにならないためにも、無料体験や、場合によってはクーリングオフ制度などをしっかり利用しましょう。

プログラミングスクールのデメリット

・費用が高い
・自立心がつきいにくい（致命的）
・スクール選びに失敗すると挫折する可能性が高くなる

プログラミングスクールには費用がかかります。前に少し書きましたがはっきり言って高いです。後悔しないように、まずはプログラミングスクールはたくさんありますから、慎重に選びましょう。

そして、プログラミングは学び続けなければいけないスキルです。
最初はスクールで学んだとしても、最終的には自分で調べて問題解決できるようにならなくてはなりません。スクールの講師に依存しているうちはまだまだなのです。

大人向けのプログラミングスクール

大人のためのプログラミングスクールについて少しお話します。

・近頃のプログラミングスクールは、オンライン型が多くなっています。仕事をしながら学ぶには、いつでも好きな時間に家で学べるオンラインスクールはとても便利です。

・社会人向けのプログラミングスクールは、教室の机にならんで受講する形式のところはあまり多くありません。自習室のようなスペースに講師がいて、それぞれのカリキュラムを進めながら、わからないところを教えてもらうスタイルが中心になっているようです。

・フリースペースで他の受講者と交流できたり、企業に入社するためのセミナーを受けたりできるところもあります。

目的にあった学習法を選ぶ

プログラマーやエンジニアになるには専門的な知識やスキルの学習が必要です。

独学にしろプログラミングスクールに通うにしろ、あるいはオンラインで学ぶにしろ、最終的には自分の意欲を高いレベルで保ち必要かつ即戦力として働けるだけのスキルを確実に身につけることが重要です。

独学かスクールか。
私の結論は、今すぐ独学で始めてみる。やってみてどうにも厳しそうならプログラミングスクールを探す。これです。

ただ、いずれにしても、まずは自分が何をしたいのか目的を明確にすることです。

求人情報を見ながら「この企業でプログラマーとして働くには、何のスキルと何の資格が必要だ」とか「未経験でも受注できるクラウドソーシング案件にはこんなものがある」「案件受注にはどのようなスキルが必要か」といったことを調べてみましょう。
そして調べたら簡単にはあきらめずに頑張る！

なんにしても学ぶことにはやり遂げる強い意志が必要です。